heads-up
- FreeBSD: DFS update
current - Adrian Chadd氏が
「FreeBSD: DFS update」 において、 FreeBSDにおける最近のDFS (動的電波周波数選択)サポート状況を報告しています。まだまだ未実装であったりサポートしていない部分があるとのことですが、 それなりの進捗があったということです。少なくともデバッグを実施したことでステーションモードでもアクセスポイントモードでもDFSチャンネルスイッチは正しく機能するようになったと説明されています。 athドライバまわりも改善され、
従来よりもDFSチャンネル変更でより良い動作を見せるという説明もあります。また、 AR5212系NICにおいてレーダー検出やレーダー分類機能を利用できるようにathのHALレイヤに対してイベントパースコードとレーダーデバイスセットアップコードを導入したということです。まだ実装は伴っていないということですが、 レーダー検出レイヤとして新しく 「ath_ dfs」 を導入したという説明もあります。このレイヤがレーダー検出や分類、 シグナリングに必要になるすべてのホックを提供することになるとのことです。 現在開発中の機能としてはレーダー分類コードの移植、
いくつもの移植されていないチャンネル干渉レポートの移植、 天気レーダー関連の機能拡張、 DFS/ TPC/ Quiet要素に対するnet80211サポートの実現、 IBSSモードやメッシュモードに対するDFSサポートの実現、 11Nに対するDFSサポートの実現(これは結構後回し)などが紹介されています。 いくつか実現されていない機能があるものの、
FreeBSD 9. 0-RELEASEはDFS STAモードをかなりよくサポートし、 DFSに準拠したアクセスポイントからの要求を適切に処理するようになると説明されています。