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2011年9月15日ZFS活用シリーズ - scrubを使う

一度使い出したらその便利さに抜け出せなくZFS。ZFSの提供するさまざまな機能を使わなくても基本的な使い方だけでも便利なものですが、運用するうえでいくつか知っておくと便利なこともあります。数回だけ、そんなティップスを紹介していきます。

Do scrub for ZFS

ZFSはデータ破壊が起こり難い仕組みにはなっていますが、時々データの整合性がとれなくなることがあります。こんな時に実行するのがzpool(1M)のスクラブです。次のようにタンクを指定して実行します。

zpool scrub tank1

スクラブの実行には結構な時間がかかります。システムに負荷がかからない時間を見つけて実行した方がなにかと安全といえます。進捗状況はzpool(1M)のstatusでチェックできます。スクラブが完了すると、次のような出力を確認できるようになります。

% zpool status tank2    
  pool: tank2
 state: ONLINE
 scan: scrub repaired 0 in 2h10m with 0 errors on Sun Aug 21 12:40:16 2011
config:

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        tank2       ONLINE       0     0     0
          ada1      ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors
%

不整合が見つかった場合には自動的に修正されます。スクラブはZFSを使ううえでもっとも基本となる保守向けの機能です。ファイルシステムがなにかおかしいと感じるようになった場合、まずこれで調査します。

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