FreeBSD Daily Topics

2011年11月9日FreeBSD Git対応の現状

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Git as FreeBSD src version control system?

FreeBSDのカーネルおよびユーザランドのバージョン管理にはSubverionが使われています。もともとCVSを使っていましたので、当時の状況を鑑みるに妥当な乗り換えを実施したことになります。

現在、多くのOSSプロジェクトが採用しているバージョン管理システムはGitやMercurialに代表される分散型のバージョン管理システムです。FreeBSDでも数年前のBSDCanにおいて、バージョン管理システム調査および提案としてMercurialが優れた代替え候補ではないかという発表がありました。

依然としてFreeBSD srcのバージョン管理はSubversionが使われていますが、実はすでにGitも利用できるようにはなっています。Git経由でのコミットはいささか面倒ですが、ダウンロードしてきて同期に使う分であれば現状でも簡単に実施できます。Git - FreeBSD Wikiにやり方がまとまっていますので、基本的にこれに従って作業するだけです。

今のところsrcのバージョン管理システムをSubversionからほかのものへ移行させるという議論はありませんが、すでにGitが使用できるように用意はしてあるという点は覚えておくと良いかもしれません。後発だけあってGitには優れた面が多く、将来多くの開発者がGitの方が扱いやすいといったコンセンサスを得るようになれば、移行する時がくる可能性もあります。

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