FreeBSD Daily Topics

2011年11月25日VLCをショートカットキーからリモート制御する方法 telnet編

apps

VLC pause control from shortcut key

MacBookやMacBook AIRでは再生ボタンを押すことでiTunesにおけるコンテンツの再生・一時停止を制御することができます。これは一時停止と再生を繰り返すような特定の作業において便利な機能です。

アプリケーション使用に関するちょっとしたティップになりますが、VLCでも似たようなことを実現することができます。VLCを次のようなオプションをつけて起動します。この場合、VLCはローカルホストの5555ポート経由で制御が可能となります。

vlc --extraintf rc --rc-host 127.0.0.1:5555

次のようにpauseコマンドをtelnet経由でVLCに送り込むと、VLCが再生を一時停止します。pauseコマンドは再生と一時停止の双方の意味で動作しますので、停止していれば再生がはじまり、再生していれば一時停止として機能します。telnet経由で特定の処理を自動化する場合、このようにsleepで相手のレスポンスを想定した処理を実施することがあります。覚えておくと便利な方法です。

( sleep 0.1; echo pause; sleep 0.1 ) | telnet 127.0.0.1 5555

このコマンドをウィンドウマネージャのショートカット機能に登録します。Compizを使っているなら「CompizConfig 設定マネージャ」を開いて「コマンド」の項目にてコマンドの設定とショートカットキーへの割り当てを実施します。ほかのアプリケーションのショートカットキーと重ならないようにスーパーキー(Winキー)などに割り当てると便利です。

よく利用するコマンドやよく起動するアプリケーションはそれほど数が多くないのが実際のところです。ショートカットキーにこうしたコマンドやアプリケーションの起動を割り当てておくと、パネルといった常駐メニューUIを表示する必要がなく、作業領域を広く確保できます。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧