VirtIOカーネルモジュールはFreeBSD 10-CURRENTに同梱されていますが、Ports Collectionからカーネルモジュールをインストールすることで8.2-RELEASEや9.0-RELEASEでも利用することができます。まず、ホストのVirtualBoxなどで準仮想化ネットワークの機能を有効にします。ネットワークの設定において対象アダプタタイプとして準仮想化ネットワークを選択するなどして有効にします。
FreeBSD 9.0-RELEASE(そろそろリリースされます)またはFreeBSD 8.2-RELEASEゲストを起動して、Ports CollectionからVirtIOカーネルモジュール(emulators/virtio-kmod)をインストールします。
システム起動時にカーネルモジュールが読み込まれるように/boot/loader.confに次の設定を追加します。
システムを再起動するとvtnet0というネットワークインターフェースが生えてきますので、あらかじめ次のように/etc/rc.confに設定を追加してネットワークにつながるようにしておきます。
システムを再起動すると次のように準仮想化ネットワークインターフェースが認識されます。
準仮想化ネットワークが利用できると通信速度がだいぶ変わってきます。FreeBSD 8.2-RELEASEや9.0-RELEASEを仮想環境で使用している場合には試してみる価値はあるかと思います。