devsummit
- FreeBSD Developer Summit、
May、 2012 BSDCan 2012に併設される形で開催されたFreeBSD Developer Summit
(FreeBSD開発者会議) は3日間にわたって実施されました。最近は目的ごとにワーキンググループ会議を開き、最後にワーキンググループ単位での成果発表、 そして次世代FreeBSDの開発へ向けた機能と担当開発者の洗い出しの作業をしています。 今回は普段よりも1日多い3日間の発表となり、
3日目はBSDCan 2012のトラックのひとつとして開催されました。BSDCan2012の参加者も参加できるセッションとなりますので、 FreeBSD開発者以外のユーザやほかの*BSDの開発者/ユーザも現在のFreeBSDの開発状況や今後の予定などを知ることができたと言えます。 FreeBSD DevSummitはFreeBD committersにとって重要な位置付けになっています。顔を付き合わせて会議ができる機会は貴重です。コミッタ間で共通認識を得ることができる貴重な機会でもあり、
重要な情報を得るための機会になっています。メーリングリストやフォーラム、 コミットログをすべて追うことは現実問題として難しいものがあり、 こうした機会でまとまった情報が得られることはとても貴重です。 FreeBSD DevSummitに参加するcommittersは年々増えているように思います。とくにBSDCanはcommittersの集まりが良く、
多くの開発者に会える場所にもなっています。今回日本から参加したcommittersは2名、 ベンダの方を1名招待しての合計3名でした。利益の高い情報が得られる場所でもありますので、 できれば日本からの参加者を増やしていきたいところです。 FreeBSDはとくに組み込み機器や高性能プロダクトで採用されるシーンが増えています。最近はメーカがライセンスにかなり敏感になっており、
基盤ソフトウェアとしてFreeBSDを利用するケースが多いようです。FreeBSD開発者は自身のスキルが仕事やその評価に直結するため、 こうしたカンファレンスで最新の技術を入手したり、 新しいアイデア、 または温故知新的な経験をし、 スキルアップにつなげています。