interview
- Dru Lavigne Interview 3
Unixmenにて、
Dru Lavigne氏に実施したインタビューの模様が掲載されました。Dru Lavigne氏はiXsystemsでPC-BSD関連の業務についている他、 FreeBSD Foundationのボードメンバーを務め、 さらにBSD認定試験を実施しているBSD Certification Groupのボード代表も務めています。 Dru Lavigne氏はインタビューの中で、
2012年8月にリリースが予定されているFreeBSD 9. 1の新機能や変更点について簡単に紹介しています。9. 1は9. 0で発見されたバグの修正やドキュメントの修正などを取り込んでいるほか、 サードパーティ製ソフトウェアのアップデート、 各種デバイスドライバのアップデートと新しいデバイスドライバの追加、 growfs/ DTrace/マルチパス/SCTP/ ipfw/ ZFSなどの改善が実施されていると説明があります。また、 新しい機能として次の機能が紹介されています。 - SATA SEMBデバイスに対するローレベルでのサポート
- プロセッサに関係なく利用できるソフトウェアPMCサポート
- WindowsダイナミックボリュームをサポートするためのGEOM_
PART_ LDMモジュール - IPv6におけるマルチルーティングテーブルのサポート
- BSDライセンスで開発されたCAMターゲットレイヤ
FreeBSDユーザや管理者の中には、
いわゆるX. 0系のリリースの採用を避け、 X. 1以降になってから利用を開始するというポリシーを採用している方もいます。FreeBSD 9. 1はその点、 安定性を従事するユーザ向けのバージョンになるとみられ、 最新機能と安定性の双方が両立したバージョンとして価値のあるバージョンになると見られます。 Dru Lavigne氏はOSが普及するにはユーザフレンドリーである必要があり、
その点FreeBSDはどうなのかということを聞かれ、 FreeBSDはミニマムであろうとしており、 システム管理者に好まれる傾向にあること、 デスクトップで使いたいユーザにはPC-BSDが適切であること、 なども紹介しています。