interview
- Dru Lavigne Interview 4
Unixmenにて、
Dru Lavigne氏に実施したインタビューの模様が掲載されました。Dru Lavigne氏はiXsystemsでPC-BSD関連の業務についている他、 FreeBSD Foundationのボードメンバーを務め、 さらにBSD認定試験を実施しているBSD Certification Groupのボード代表も務めています。 Dru Lavigne氏はインタビューの中で、
FreeBSD 10. 0での導入が予定される機能について紹介しています。現在10-CURRENTで開発が進められている機能で、 とくに注目されるものがまとまっています。 - BHyVe:BSDライセンスで開発が進められているハイパーバイザ。軽量で高速。準仮想化をサポート
- Virtio:BSDライセンスで開発されたVirtioカーネルドライバ。ディスクIO、
ネットワークIO、 PCI、 メモリバルーンに対応 - 可変シンボリックリンク
(Variable symlink):コンテキストによってリンク先を変更するシンボリックシンク。プロセス単位、 Jail単位、 システムワイドなどの条件でリンク対象を変更 - Netmap:カーネルにおけるパケット処理をバイパスして直接ハードウェアに対してパケットIOを実施する低レイテンシ高PPSレートパケット通信機能
- LLVM:Clangのデフォルトコンパイラ化
- ZFSd:ZFSフォールトモニタリングおよび管理デーモン
- RADclock : NTPに変わるクロックデーモン
Portsマネージメントチームが進めているpkg-ngパッケージセットに関する話題も紹介されています。最終的に1週間といった単位で全パッケージを提供し、
ビルド不要のアプリケーションアップグレードを可能にするものです。現行のインフラでは配布が追いつかないと想定されることから、 CDNの活用も検討されています。ビルドに使うツールもLLVM Clangのデフォルト化に合わせてClangへ移行することになります。 これまで4回にわたってUnixmen.
com、 から、Dru Lavigne Talks About FreeBSD 興味深い内容をかいつまんで紹介しました。このインタビューはFreeBSDプロジェクト、 FreeBSDベンダ、 FreeBSD 9. 1/ 10. 0やセキュリティ、 注目の機能などがバランスよくまとまった素晴らしい資料です。