pkgng
- pkgng for CURRENT
pkgが1.
0 RC1のフェーズに入りました。以降はバグ修正のみが許可され、 7月25日を目処に10-CURRENTにおけるデフォルトのパッケージ管理システムがpkgngに切り替わると報告されています ([HEADSUP & CFT] pkg 1. 0rc1 and schedule )。現段階でpkgngをデフォルトのパッケージ管理システムとして利用するには/etc/
make. confに 「WITH_ PKGNG=yes」 を追加する必要があります。これでPorts Collection側からpkgngをデフォルトのパッケージ管理システムとして扱うようになります。逆に、 pkgngがデフォルト化した以降でpkgngに移行したくないという場合には、 make. confに 「NO_ PKGNG」 を定義しておけばよいと説明があります。 pkgngは現在のパッケージ管理システムpkg_*が抱える、
次の問題を解決するために開発が進められてきました。 - 手軽なバイナリアップデート機能が存在しない
- リモートパッケージを検索する機能がない
- 依存関係/逆依存関係トラッキングの簡単な方法が提供されていない
アプリケーションのインストールや管理にPorts Collectionを使いたくないというケースがあります。たとえば仮想環境でFreeBSDを使っている場合や、
数十台/数百台というFreeBSDマシンを管理している場合、 性能が低いマシンでFreeBSDを実行している場合、 デフォルトのパッケージで十分といった場合などです。pkgngはそういった用途で便利なパッケージ管理システムとなります。 ただし、
現在ではひとつ注意が必要です。pkgng - FreeBSD Wikiの 「KNOWN FAILURES」 に掲載されている項目を見てほしいのですが、 数個のアプリケーションはpkgngへの移行が完了していません。特にNVIDIAドライバがpkgngに対応していない点に注意する必要があります。 上記のようにNVIDIAドライバのportは、
Xorgのportがインストールするlibglx. soとlibGL. soを別の名前に変更した上で、 NVIDIAドライバのファイルに置き換えるという処理をします。これはパッケージの一貫性を保つためpkgngでは許可されていない動作です。別の枠組みを導入するなどしてこの問題を解決しない限り、 NVIDIAドライバはpkgngからは扱えないということになります。 CURRENTでpkgngを使う場合には上記に注意してください。また今のところ、
pkgngを9-STABLE以前の安定版ブランチへマージする予定はありません。