pkgng
- FreeBSD HEAD and pkg(8)
pkg(8)のパッケージは頻繁にビルドされバージョンアップされていきますが、
FreeBSD HEADのブランチに常に追いついているわけではありません。このため、 FreeBSD HEAD(FreeBSD 10-CURRENT)を追い続けながらpkg(8)を使うというやり方をする場合、 pkg(8)経由でインストールしたソフトウェアが使えなくなることがあります。 たとえば最近の例ですと、
ベースシステムにマージされているOpenSSLのライブラリがlibssl. so. 6からlibssl. so. 7にアップデートされましたので、 libssl. so. 6を前提にしてビルドされたpkg(8)のパッケージは、 FreeBSD HEADでは動作しなくなります。 これを避ける方法として、
make delete-oldおよびmake delete-old-libsを実行しないで古いバージョンのライブラリも保持し続けるか、 または古いバージョンのライブラリを/usr/ local/ lib/ compat/ pkg/にコピーして管理するという方法があります。/usr/ local/ lib/ compat/ pkg/に古いバージョンのライブラリをコピーしたら、 次のようにしてldconfigのパスをアップデートします。 /usr/
local/ lib/ compat/ pkg/にコピーするなどした後はmake delete-oldおよびmake delete-old-libsを実施して、 古いバージョンのライブラリを削除してもかまいません。削除したあとはシステムを再起動するか、 上記のようにldconfigパスを更新することを忘れないで実施してください。