release
- iXsystems Announces Release of PC-BSD 9.
1 Isotope Edition iXsystemsからPC-BSDの最新版となるPC-BSD 9.
1 Isotope Editionが公開されました。PC-BSDのサイトからダウンロードできます。32ビット版と64ビット版の双方に対してDVDイメージ、 USBメモリイメージ、 LiveUSBイメージ、 VirtualBoxディスクイメージ、 VMwareディスクイメージが提供されています。 PC-BSDはFreeBSDベースのディストリビューションです。もともとデスクトップ/ワークステーション用途向けに開発されてきたものですが、
現在ではサーバシステムを構築するためのディストリビューションとしての役割も負っています。まだFreeBSD 9. 1-RELEASEは公開されていませんが、 9. 1-RC3と9. 1-RELEASEはシステムのソースコードにはほとんぼ変更が入らないことになっているので、 現状でほぼ9. 1-RELEASEに準拠したプロダクトになっているといえます。 PC-BSD 9.
1の注目ポイントは次のとおりです。 - Jail管理ツールWardenのオーバーホール
UIの改善、
複数のPorts Jailsのサポート、 メタパッケージのサポート、 Linux Jailのサポート、 ZFSスナップショット管理機能の導入などが実現されています。Jail仮想化機能とパッケージ管理機能が統合されたことで、 従来よりもJail環境の管理性が向上しているほか、 LinuxディストリビューションをJails内に構築する機能が強化されており、 Linux仮想化の新しいアプローチとして注目されます。 - ZFS関連機能の強化
インストール時に選択できるZFSの構成が増えたほか、
バックアップ/リストア関連機能の強化、 Jails環境との連携など、 ZFSを使うためのツールの充実化が進められています。 - 刷新されたインストーラ
従来よりもインストール手順が簡単になったほか、
インストールの種類として新しくサーバディストリビューションとして 「TrueOS」 が選択できるようになりました。FreeBSDベースのサーバディスクで、 コマンドラインベースのPC-BSD管理ツールが提供されるバージョンになっています。PC-BSDの提供するパッケージ管理機能やJail管理機能を使いつつ、 Xなどのウィンドウ環境は避けたいという用途に適しています。