report
- FreeBSD Quarterly Status Report April-June, 2012
2012年第2四半期分のFreeBSDステータスレポートの内容から、
もうひとつだけ紹介しておきます。 ここ数年、
FreeBSDのARM対応が著しく進んでいますが、 2012Q2のステータスレポートにもその様子を見ることができます。 - FreeBSD/
arm on ARM Fast Models Simulator for Cortex-A15 MPCore Processor ARM Fast Models Simulatorで動作するFreeBSDに関する情報が報告されています。報告されている段階ではシングルユーザモードでARM Fast Models上でFreeBSDが動作するようです。使用できる機能として次の項目が記載されています。
- L1キャッシュ、
L2キャッシュ、 ブランチプレディクター - WBキャッシュモードにおけるデュアルコアサポート
- Cortex-A15に統合されているタイマ
- ARM周辺機器コンポーネント(PL011 UARTコントローラ、
PL390 GIC割り込みコントローラ、 SP804デュアルタイマ)
今後の課題としてマルチユーザモードでの動作や、
クアッドコアのサポートなどが説明されています。シミュレータは実際に製品が販売される前の段階で開発できるため、 ARMのように組み込み機器での採用が進んでいるプロセッサにOSを対応させていく場合、 シミュレータが重要になります。 - L1キャッシュ、
- FreeBSD/
at91 Warner Losh氏から、
Atmelに関する作業についても報告があります。2012Q2の段階では今後の作業方針が説明されているといった段階です。