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- GPL'd Software in the Base System
FreeBSDベースシステムにおいて、
どのソフトウェアがGPLで提供されており、 どのソフトウェアへの代替が検討されているか、 または開発が進められているかがGPL'd Software in the Base Systemのページにまとまっています。FreeBSD 10. 0でGPLで提供されるソフトウェアをベースシステムに含めない、 または少なくするというのが当面の目標です。 状況を簡単にまとめると次のような感じでになります。
- 置き換え作業が完了したもの
- bc : OpenBSD bcへ置き換え完了
- cpio : bsd-cpioへ置き換え完了
- sort : bsdsortへ置き換え完了
- libobjc : ベースコードにObjective Cのコードがないため削除
- libodialog : 新しいlibdialogへ置き換え完了
- libf2c : 使われていないので削除
- 置き換え作業が進んでいるもの
- binutils : ELF Tool ChainプロジェクトおよびLLVMコンパイラインフラストラクチャの成果物へ置き換え。今のところELFリンカーの代替候補が存在していない状況
- cvs : Ports Collectionからインストールしてもらうということで、
ベースからは外したい意向 - dtc : BSDライセンスものとしてdtc2を実装中
- gcc : LLVMコンパイラインフラストラクチャのClangへ置き換え
- gdb : LLVMコンパイラインフラストラクチャのLLDB Debuggerへ置き換え
- grep : OpenBSDおよびFreeGrepプロジェクトのgrepへ置き換え。すでにベースシステムにマージしてあるが、
デフォルト化するには高速化が必要 - groff : mdocmlへ置き換え
- libgcc : compiler-rtランタイムライブラリおよびlibunwindプロジェクトの成果物へ置き換え
- libreadline : gdbのみがlibreadlineを使っている状況。最終的にはlibeditを代替とし、
libreadlineは配所する予定 - libstdc++/libsupc++ : LLVM libc++ C++スタンダードライブラリおよびlibcxxrtへ置き換え
- patch : OpenBSDで開発されたBSDライセンスのpatchに由来するコマンドへ置き換え
- 代替候補はあるが作業はしていないもの
- diff : OpenBSDのBSDライセンスdiffへの置き換えが可能
- rcs : OpenRCSプロジェクトの成果物への置き換えが可能とみられるが、
すでにPorts Collectionに入っているため、 ベースにrcsを入れ続けるかどうかをまず検討する必要がある
- ほかのソフトウェアが削除されると消せるものなど
- gperf : gccのみが使っている
- libregex : GNU grepが使っている
- send-pr : Bugtracking / BugRelocationPlan
- texinfo : GNUコンポーネントがすべて削除されれば、
texinfoも不要になる
OpenBSDプロジェクトで取り組まれているBSDライセンスツール開発の成果物を取り込む作業や、
ほかのBSDライセンス/MITライセンス系プロジェクトの成果物を取り込むといった作業が進められています。