ports
- Wayland porting for FreeBSD
Waylandのメーリングリストに、
WaylandをFreeBSDで動作させるためのパッチの投稿がはじまりました。本当にまだまだ初期の段階ですが、 この動きには注目しておきたいところです。執筆現在では、 たとえば次のメールなどにパッチが含まれています。 - [PATCH 01/
12] connection: Fix sendmsg() on FreeBSD - [PATCH 02/
12] event-loop: Add support for BSD???s kevent() instead of epoll() - [PATCH 03/
12] server: Add support for BSD’s xucred credentials - [PATCH 04/
12] configure: Use AC_ CHECK_ LIB() to find libdl - [PATCH 05/
12] event-loop-test: Add some more assertions and workaround a FreeBSD bug - [PATCH 06/
12] event-loop. c: Use correct OS abstraction function for dupfd() - [PATCH 07/
12] wayland-os: Always use CLOEXEC fallbacks on FreeBSD - [PATCH 08/
12] wayland-server: Abort if a read from a client gives 0 length - [PATCH 09/
12] tests: Update test suite to work on FreeBSD - [PATCH 10/
12] tests: Use /dev/ fd on FreeBSD to determine open FDs - [PATCH 11/
12] queue-test: Add another assertion - [PATCH 12/
12] wayland-server. c: Fix dereferencing types of new objects
Waylandは2008年に発表されたディスプレイサーバプロトコルとそのプロトコルを実装したライブラリです。Linux向けに開発が進められている新しい実装で、
X Window Systemと比べて効率が高いと言われています。 UbuntuやFedoraでは最終的にX Window SystemからWaylandへの置き換えをすることになるだろうと発表しています。FreeBSDでも選択肢のひとつとして利用できるようになることが好ましいといえます。上記パッチには、
FreeBSDで動作させるための関数使用方法の変更や処理の変更などが含まれています。 FreeBSDの場合
(これはLinuxでも同様だと見られますが)、 ベンダから提供されているNVIDIAドライバがWaylandに対応するかどうかが、 ワークステーションなどでWaylandの使用が普及するかどうかのひとつのポイントになるものとみられます。Intelのグラフィックドライバがどこまで対応するかも、 普及におけるひとつの検討ポイントになりそうです。 FreeBSDにおけるWaylandの使用はまだまだこれからといった段階ですが、
今後の動きに注目しておきたいところです。 - [PATCH 01/