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- FreeNAS vs NAS4free
FreeBSDコミッタのひとりであるIvan Voras氏のブログに興味深い記事が掲載されました。FreeNAS vs NAS4freeというタイトルのもとで公開された記事で、
2つのFreeBSDベースのNASソリューションについて、 使ってみた感想を比較してまとめたものになっています。 現在リリースされているFreeNAS 8系は、
以前のFreeNAS 7系をベースに、 iXsystemsの支援のもとで大幅に書き変えた新バージョンシリーズです。NAS4Freeも同じくFreeNAS 7系をベースに独自の開発を進めたもので、 FreeNAS 8とNAS4Freeは同じFreeNAS 7系を源流においたNASソリューションということになります。 詳しい内容はFreeNAS vs NAS4freeをご覧いただきたいのですが、
比較内容をここに簡単にまとめておきます。 - FreeNAS
- FreeBSD 8.
3ベース - インストールがわかりやすく簡単
- UIは簡素で扱いやすい
- とくにデフォルトで提供されているモニタリングツールが優れている
- FreeBSD 8.
- NAS4Free
- FreeBSD 9.
1ベース - インストール時に組み込みモードでインストールするかフルバージョンでインストールするかの選択を求められるが、
これはちょっとわかりにくい - UIは直感的で扱いやすい
- FreeBSD 9.
Ivan Voras氏の記載している内容によれば、
最新のNICやRAIDなどを使っている場合には9系のカーネルを採用しているNAS4Freeが、 ハードが問題なく動作するなら安定性を優先してFreeNASを選ぶというのが、 ひとつの指針というこになりそうです。FreeNASとNAS4Freeが提供する機能はどちらもよく似ているということで、 ケースバイケースで採用を検討するものだといえそうです。 とくに最新のハードウェアでNASソリューションを構築しようとした場合、
FreeBSD 8. 3をベースに採用しているFreeNASはそのままではオンボードのNICなどを認識しないことがあります。そういったケースではNAS4Freeが優れた選択肢ということになります。
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