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- New Funded Project: UEFI Support
FreeBSDファウンデーションはFreeBSDをUEFIブートに対応させる開発に支援を実施することを発表しました。開発状況はFreeBSD UEFIにまとまっています。開発の大半はすでに終わっていて、
3月中にはプロジェクトは当初の目的を達成する見通しです。今回の開発を踏まえ、 次の段階としてセキュアブートへの対応が取り組まれることになります。 これまでFreeBSDはUEFIからのダイレクトなブートには対応していませんでした。GTPでフォーマットされたディスクからの起動に対応していますが、
これは従来のboot0、 boot1、 boot2の仕組みをGPTを理解するブートプログラムであるpmbr (boot0相当) とgptboot (boot1+boot2相当) に置き換えただけのもので、 基本的に従来の仕組みのまま起動が実施されていました。 今後、
コンシューマ向けPCもサーバ向けハードウェアもUEFIのデフォルト化が進むと見られています。機能の豊富さを求めてUEFI化を進める分野と、 既存の環境との互換性を重視してBIOSを使い続ける分野など、 分野ごとに対応状況に差はありますが、 最終的にUEFI化するというのが現在の状況です。 プロジェクトではEFIアプリケーションとして動作するローダの開発、
UEFI経由で起動できるようにカーネルの変更などが実施されています。これまでは互換機能で起動していたFreeBSDですが、 FreeBSD 10. 0-RELEASEからはEFIしか提供されていないハードウェアでもFreeBSDを起動できる見通しです。開発コストが高いことから、 当面はamd64を対象に開発が進められます。