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2013年3月28日FreeNAS 8.3.1登場、ボリューム暗号化

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FreeNAS 8.3.1 available

iXsystemsからFreeNASの最新版となる「FreeNAS 8.3.1」が公開されました。amd64版(64ビット)とi386版(32ビット)が提供されています。

サービスのアップデート、デバイスドライバのアップデート、バグの修正などさまざまな変更が盛り込まれていますが、もっとも注目されるのはZFSのボリュームを暗号化する機能が搭載された点にあります。暗号化機能が有効になったZFSをオープンソースのプラットフォームとして提供するのはFreeNASが初の存在だとアナウンスに説明があります。

セキュリティが重視される場合、FreeNAS 8.3.1は優れた選択肢です。ディスクが紛失または盗難にあった場合でもデータを保護しやすくなります。鍵の管理インターフェースも追加されています。

FreeNASは現在、FreeBSD 9系への移行を進めています。従来よりもFreeBSDそのものの機能を活用して、FreeBSDとFreeNASの違いを少なくする方向で作業を進めており、リリースされる最新のFreeBSDをすぐに活用できるようになると説明があります。

ひとつ前のバージョンであるFreeNAS 8.3.0は50万ダウンロードに到達し、ダウンロード数は増え続けているとのことです。FreeNASはFreeBSDベースのプロダクトの中でも人気の高いもので、利用者が増え続けています。

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