report
2013年第1四半期のFreeBSDステータスレポートが公開されました。報告されている中から、
- AMD GPU Kernel Mode-Setting (KMS) Support
AMD GPU KMSの開発状況は、
通常のXアプリケーションが動作するところまできていると報告されています。Xセッションの実行、 Xアプリケーションの実行、 動画の再生、 解像度の変更、 モニタの追加などの動作が確認されています。 2月の段階からの進捗内容として、
次の項目が挙げられています。 - 10-CURRENTへTTMの移植の実施
- ビデオBIOS回りの大幅な改善。プライマリのビデオカードだった場合にはBIOSシャドーコピーを読み込む
- 報告されていたI2Cコード回りの問題を解決。DVI/
HDMI接続を適切に検出しEDIDの値も適切なものになった
9-STABLEへのバックポートは現在作業中と報告されています。
OpenGL回りのコードが現在開発段階にあります。OpenGL回りのコードでデッドロックが発生しており、
この問題を解決するまでCFT (Call For Testers) にはならないとみられます。また今後の課題として、 Intel内蔵のグラフィックチップとRadeonビデオカードとの組み合わせや、 AMDの内蔵グラフィックチップ (IGP) とRadeonグラフィックカードの組み合わせなどで適切に動作するかをチェックする必要があるとしています。