FreeBSD 9.2-RELEASEでの導入を目指して、FreeBSD 10-CURRENTおよびFreeBSD 9-STABLEに対して新しい管理コマンド「sysrc(8)」が追加されました。sysrc(8)は/etc/rc.confおよび/etc/rc.conf.localファイル(以下rc.conf(5)と表記)の内容をコマンドラインから操作するためのコマンドです。
FreeBSDはシステムの設定やサービスの設定をrc.conf(5)で集中管理できるところが便利です。/etc/rc.confを読めば対象のシステムがどのような状態かわかりますので、サーバ管理に役立ちます。
これまでrc.conf(5)はエディタで書き換えたり、コマンドを組み合わせて処理していました。sysrc(8)を使うことで、これをコマンド一発で処理できるようになります。システム管理の自動化においてとても有益なコマンドです。次のsysrc(8)の利用例を掲載します。
システム管理の自動化においては、エディタで手動編集しているような作業は自動化しにくいタスクです。sysrc(8)のように編集作業をコマンドで実行できるようになると、システム管理の自動化がとても簡単になります。