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2014年1月14日FreeBSD 10.0-RELEASEへ向けて

release

FreeBSD 10.0-RELEASE comming soon

若干当初のスケジュールから遅れ気味ですが、これまでのメジャーアップグレードリリースとしては順調にリリースエンジニアリング作業が進んでいます。当初の想定を超えて準備リリース(RC)が続いているのは、RCを使い出したユーザから不具合情報が提出されたり、ベースシステムに取り込んでいるソフトウェアに新しいセキュリティ脆弱性が発表されて対処する必要などが出てきたためです。

しかし、リリースへ向けた調整はだいぶ収まってきた感じを受けます。現在の予定どおりにいけば1月20日に、もう一度追加の準備リリースが発生したとしても今月中にはリリースされることになりそうです。作業はほぼ1週間単位で進展していますので、メーリングリストでの状況などを見ながらある程度リリース時期は目処が付けられそうです。

FreeBSD 10.0-RELEASEはさまざまな新機能がデフォルトで有効化されていて魅力的なバージョンに仕上がっています。デフォルトのパッケージ管理システムがpkg_add(8)系からpkg(8)に変わったことでユーザや管理者にも直接的に日常作業の変更が発生します。しかし、pkg(8)はとても便利なのですぐになれるでしょう。pkg(8)登場以後はサーバのメンテナンス方法などに大きな変更が訪れますが、従来よりも便利になると考えておいてよいと思います。FreeBSD Updateによるバイナリアップデートも堅調に動作しています。FreeBSD Updateとpkg(8)でシステムの保守方法が変わりそうです。

1点、とくに注意しておいたほうがよいのはベースシステムからBINDが外れることです。ベースシステムにマージされたBINDでDNSサービスを提供しているのであれば、別途実験環境を構築してPorts CollectionからBINDをインストールして利用する方法を試すか、ほかのソフトウェアへ移行する作業をしておくことをお勧めします。通常のアップグレード手順を踏むとベースシステムからBIND関連のファイルやデータが消える可能性があります。

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