もしあなたがLinuxユーザなら、使用しているWebブラウザはFirefox、それともChromeだろうか。KDEのヘビーユーザならKonquerorという人もいるかもしれない。
WindowsやMacに比べてLinuxで動くブラウザは限られているのは確かだが、実は探せばけっこう魅力的なものが見つかることもある。とくにFirefoxは意外とメモリの消費量が多いので、軽くて速い環境を探しているユーザは多かったりする。ここではGhacks Technology Newsというサイトに掲載されていた3つのオルタナティブブラウザを紹介しよう。
軽量でクロスプラットフォームなAuroaは、WebKitベースのQtWebKitをレイアウトエンジンに採用している。高速レンダリング、パワフルなJavaScriptエンジン、そしてNetscapeプラグインをサポートしている点が特徴。軽くて速い環境を探しているならぴったりかもしれない。最新バージョンは0.10.1でライセンスはGPLv2。
- 起動が速い
- デスクトップ環境との統合
- 高機能なロケーションバー
- セッションマネジメント
- プライバシーモード
- フレキシブルなサーチエンジンマネジメント
- ClickToFlashプラグイン
- ダウンロードマネージャ
- Webデベロッパのためのツールセット"WebInspector"
- 30言語に対応
Webがこんなにも世の中に普及する以前、EmacsやLynxを使ってネットサーフィンをした記憶があるようなオールドユーザが郷愁を覚えそうなテキストブラウザ。特徴は当たり前だが、なんといっても速いこと。ターミナルウィンドウからの起動ももちろん可能。今の時代にテキストブラウザの需要がどれだけあるのかはわからないが、シンプル&高速をとことん極めたいユーザなら……。最新バージョンは0.11.7、ライセンスはGPL。
GNOMEデスクトップユーザのためのブラウザ。レンダリングエンジンにはWebKitを採用している。"Webアプリケーションではなく、Webコンテンツの表示にフォーカスする"という開発方針の下、軽量&高速なブラウザをめざして開発が続けられている。
- 強固なセキュリティ
- カスタマイズ可能なインターフェース
- 高機能なブックマーク
- エクステンション&プラグインの豊富なサポート