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2009年12月18日Ubuntuコミュニティ リーダーのShuttleworth氏がCanonicalのCEOを辞任

英Canonical CEOでUbuntuコミュニティのリーダーとしてプロジェクトを指揮するMark Shuttleworth氏は12月17日(英国時間⁠⁠、同社のCEOを辞任すると発表した。後任には同社COOのJane Silber氏が着任する。

Shuttleworth氏はUbuntuプロジェクトから離れる予定はなく、引き続きコミュニティのリーダーとしてUbuntu Linuxの開発に関わる。CanonicalのCEOを退く理由として、⁠自分の情熱をUbuntuの開発に集中させたい。⁠Canonicalの)ビジネスを牽引するにはJaneは最高の人材だ」と語っており、2010年3月1日に委譲を完了させる予定だ。

世界で最も普及しているLinuxディストリビューションとなったUbuntuだが、その開発資金を供出しているCanonicalの財政状況は決して好調とは言えず、Shuttleworth氏の個人資産に頼る状況が続いている。同社の社員数は現在約300人。Dellのミニノートに採用されるなど、デスクトップビジネスは比較的順調だが、エンタープライズビジネスにおける成長が当初の予定よりも伸びず、苦しい戦いを強いられている。新CEOとなるSilber氏に期待されている部分はこのエンタープライズビジネスの強化であり、企業への導入事例数をいかに増やすかが問われるといえるだろう。

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