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2010年3月10日Fedora 13のα版が登場

Fedoraプロジェクトは3月9日、Fedoraの次期リリース「Fedora 13(開発コード Goddard⁠⁠」のアルファ版を公開した。Linuxカーネルには2.6.32を採用している。

以下、新リリースにおける主な変更点を対象ユーザごとに紹介しよう。

デスクトップユーザ

  • プリンタドライバの自動インストール
    USBプリンタを接続すると自動でドライバをインストール
  • 言語パッケージの自動インストール
    ユーザの言語閑居に応じて必要なパッケージを自動でインストール
  • ユーザアカウントツールのインターフェースを一新
    アカウント情報のコンフィギュレーションがさまざま行えるように
  • Color Management(gnome-color-manager)によるカラーマネジメント
    表示色や印刷色の調整が簡単に
  • NetworkManagerの改善
    コマンドラインでもあらゆるネットワーク接続が可能に
  • NOUVEAUドライバによるNVIDIA環境での3Dスケーリング(実験的な試み)

開発者

  • SystemTapによるスタティックプローブ
    JavaやPythonなどの実行環境も監視可能に
  • Pythonのデバッギングが簡単に
    C/C++のライブラリが混ざっていてもgdbでデバッグ可能
  • Python 3とPython 2.6を並行してインストール可能
    2.6と3.0の両方に対応したアプリを書くorテストしなければならない開発者に
  • NetBeans 6.8
    Java EE 6仕様を完全サポートした初のIDE

管理者

  • BFO(boot.fedoraproject.org)
    最小ブートイメージ
  • System Security Services Daemon(SSSD)
    オフラインの状態でもキャッシュを利用して、認証が必要なドメインにログインできる
  • 最新バージョンのNFS(バージョン4)
  • OSSのグループウェアZarafa
  • Btrfsのスナップショット機能統合

Fedoraの正式リリースは今年5月に予定されている。

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