使わなくなったPCというのは案外、扱いに困るものである。動かなくなったのであれば廃棄するしかないが、まだ動くモノの場合、捨てるにはなんとなく忍びない。そんなobsoleteなPCに"音楽サーバ"という新しい生き方を与えてくれるFedoraベースのLinuxディストリビューションが「VortexBox」だ。その新バージョン「VortexBox 1.2」が3月9日にリリースされた。
VortexBoxはCDを挿入すると自動でリッピングを開始し、FLACやMP3ファイルに変換、ID3タグを抜き出し、カバーアートもダウンロードする。音楽を聴くには、ネットワークにつながった外部のマシンからWebブラウザ + メディアプレーヤーを使用する。インストールも非常に簡単で、容量を食う音楽ファイルの保存に困っているなら、オススメのメディアサーバである。WindowsやMac OSへのストリーミング再生にも対応している。
1.2では、バグフィクスのほか、パッケージマネージャが新しくなり、GUIの使いやすさが向上、さらにLogitech SqueezeBox Server 7.4.2がプリインストールされている。
ISOファイルの入手はVortexBoxのサイトなどから可能。
- VortexBox
- URL:http://vortexbox.org/