Sony Computer EntertainmentのシニアディレクターであるPatrick Seybold氏が3月28日付けのPlayStation公式ブログ(米国版)で「セキュリティ上の理由により、4/1にリリースされるPS3のファームウェア v3.21から"Install Other OS(他のOSをインストール)"機能を無効にする」と書いたエントリが、一部のLinuxユーザの間で失望感を呼んでいる。
既存ユーザはこのファームウェアにアップグレードしない権利も選択できるが、その場合は下記に挙げるようなサービスが一切使用できなくなる。
- PlayStation Networkへのサインイン、およびPlayStation Networkのサービス(オンラインゲームやチャットなど)の利用
- v3.21、またはそれ以降のファームウェアアップグレードを必要とするソフトウェアタイトルとBlu-ray Discの再生
- メディアサーバにストアされているコピーライトプロテクトビデオの再生
- v3.21、またはそれ以降のファームウェアアップグレードで利用できる新機能や改良機能
現在、Linuxなどの"Other OS"機能を利用していて、v3.2にアップグレードするユーザには、データのロスを避けるためバックアップを行うことを推奨している。なお、アップデート後はそれらのデータにはアクセスできなくなる。
これに対し、一部のLinuxユーザは失望感をあらわにしている。同ブログにも、「エイプリルフールのジョークじゃないの?」というおだやかな? ものから「自分たちのやっていることがわかっているのか!」「この機能のために金を払ったのに、それを取り上げる気かよ」など怒りに満ちた声まで、2,500を超える書き込みが寄せられている。