Untangleは3月31日(米国時間)、Debianベースのネットワークゲートウェイ「Untangle Gateway」の最新版「Untangle 7.2」をリリースした。Untangle Gatewayは複数のネットワークアプリケーションから構成される統合セキュリティプラットフォーム。無償のオープンソース版(GPLv2)と有償版がある。
7.2では組織内のユーザによる外部サイトへのアクセスをコントロールする「Captive Portal」が新たに加わり、組織のセキュリティポリシーをユーザに強く認識させ、かつ、守らせることが可能だ。たとえば、Webサイトにアクセスする前に必ずポリシーが書かれた利用規約ページをユーザのブラウザに表示させ、同意しなければ接続させない、といった機能をもつ。また、複数の認証方法(LDAP/RADIUS Server/Active Directory Server)をサポートしており、ユーザごとにアクセス権に差をつけることも可能。
OSS版には、Captive Portalのほか、フィルタリングソフトやファイアウォール、侵入防止システム、OpenVPN、レポーティング機能、フィッシング/スパム/ウイルス/広告のブロック機能など、合計14のソフトウェアが含まれる。有償版はさらにこれらに加え、Active Directoryとの連携を可能にするDirectory Connectorや、Kasperskyのウイルスブロッカー、WANバランサーなどのほか、Untangleによるテクニカルサポートなどを利用できる。
なお、有償版は個々のソフト/サービスごとに購入することも可能。購入前にトライアル版を試用できる。ダウンロードおよび購入はUntangleのサイトから。
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