冷蔵庫とハードディスクは、どんなに大容量のモノを買っても、なぜかいっぱいになってしまう。あればあるだけ詰め込んでしまうのは人間の悲しい習性なのか……などとぼやいても、容量に空きができるわけではない。新しいハードディスクを購入するというのは手っ取り早くもあるが、コストもかかる。予算のカベにぶち当たっているなら、いま一度、手持ちのディスクに本当に空きがないかどうか、チェックしてみてはどうだろうか。今回紹介する「agedu」がきっと役に立つだろう。
ageduはディレクトリツリーをスキャンし、ディレクトリ/サブディレクトリごとにどの程度の空き容量があるかをレポートする。ここまではduコマンドと同じだ。ageduはさらに、最後にそのディレクトリに格納されているファイルにアクセスしたのがどのくらい前だったかがすぐわかるように、色付けされて表示される。つまり、ディスクに放り込んだまま何ヵ月も何年も触っていないようなファイルを見つけ出してくれるわけだ。冷蔵庫の中の何ヵ月も前のヨーグルト(ぱっと見、腐っているかどうかわからない)を探し出して教えてくれるような感じだろうか。この賞味期限切れのファイルを整理すれば、おそらくハードディスクの容量はかなり増えるはずだ。
このagedu、デスクトップ環境にはもちろんのこと、テキスト表示も可能なので、Webサーバやファイルサーバのムダなファイルをチェックする際にも役に立つ。お試しあれ。
- agedu
URL:http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/agedu/
- agedu manpage
URL:http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/agedu/manpage.html