Linux Daily Topics

2010年7月23日インターフェースはHTML5! ネットブックに最適化した「Jolicloud」

クラウド流行りの昨今、Linuxディストリビューションももちろん例外ではなく、UbuntuやFedoraなどの人気ディストロを中心に、多くがクラウド対応を積極的に進めている。そんなブームの中にあって、7月20日⁠最強ネットブックOS⁠を謳うUbuntuベースのLinuxが登場した。その名も「Jolicloud 1.0⁠⁠。

最近のネットブックOSは、アプリケーションがネイティブかクラウドかをユーザが気にする必要がないようにできている。基本的に常にオンライン状態にあることを前提にしているからだ。Jolicloudも同じである。

そしてJolicloudの最大の特徴はHTML5をベースにしたユーザインタフェースを採用している点だ。ベースのデスクトップ環境はGNOMEだが、ネットブックOSなのに、iPhone/iPadやAndroid端末を想起させるような外観である。アプリランチャーではAlt+Tabを使用してアプリを選択できるし、App Directoryではお勧めアプリをレコメンドしてくれる。もちろんアップデートマネージャも付いており、バージョンアップのタイミングを逃すことはない。さらにすごいのはSocial Stream機能で、友人、つまりソーシャルネットワーク上で自分とつながりがある人の行動がストリームされる。たとえば「○○さんが、Twitter上で××さんをフォローしました」⁠△△さんがGmailをインストールしました」といった具合である。

Jolicloud Netbook Launcherの画面
Jolicloud Netbook Launcherの画面
Jolicloud App Directoryの画面
Jolicloud App Directoryの画面
Social Stream/Friend Streamの画面
Social Stream/Friend Streamの画面

Windows XP/7が入っているネットブックでも「JolicloudExpress.exe」というインストーラを使えば簡単に導入できる。Windows XP Homeが入ったネットブックを持て余し気味なら、試してみると良いかもしれない。

Windows上でJolicloud Expressを起動したところ
Windows上でJolicloud Expressを起動したところ
Jolicloud
URL:http://www.jolicloud.com/

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