openSUSEの開発チームにはその下にさらにいくつかの開発チームが存在する。そのひとつ、MeeGoとopenSUSEのシナジー効果をより高めるためにさまざまな取り組みを行っているのがGoblinチームだ。そのGoblinチームが10月6日、MeeGoベースのディストリビューション「Smeegol 1.0」をリリースした。
デフォルトの音楽プレーヤーに、最近注目度が高まっているBanshee 1.8.0を採用しているのがポイント。Bansheeの標準機能を最初から楽しめるほか、オプションの機能が詰まったCommunity Extensionsも提供される。これを使うとIMソフトのTelepathyを使って友人と音楽ファイルを共有したり、Magnatuneを使ってストリーミングしたりすることが可能になる。MeeGoもBansheeもNovellが深く関わるプロジェクトだけに親和性は非常に高い。
また、メールやスケジューラ、ソーシャルネットワークのクライアントとしてEvolution Expressが使われている。これひとつでFacebook、Twitter、MySpace、Flickr、DiggといったSNSにアクセスすることが可能だ。ブラウザには、Smeego用に最適化されたFirefoxかChromeを選択することができる(もちろんその他のブラウザでも可)。そしてネットワーク接続ソフトにはNetworkManagerが採用されている。
インストールイメージは、32ビット版と64ビット版がハイブリッド(DVD/USB)のISOイメージで用意されている。openSUSEユーザなら1クリックでインストール可能だ。
- Smeegolインストールイメージ ダウンロードページ
- URL:http://download.opensuse.org/repositories/Meego:/Netbook/images/iso/