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2010年10月13日Ubuntuの互換ディストロ"Super OS"が10.10に

"10.10"に合わせ、かなりの苦労をしながらも、ちゃんと10月10日にリリースされたMaverick MeerkatことUbuntu 10.10。派生バージョンのKubuntuやXubuntuも同時にリリースされているが、今回紹介するのは、そのUbuntuとの完全互換をめざすディストロ、その名も「Super OS」がMaverickからほとんど間を置かずにリリースされたという話題だ。

Super OSの正式名称は「Super Ubuntu」で、最初のエディションは2008年7月にリリースされた。Ubuntuをベースに、とくにデスクトップ環境におけるユーザエクスペリエンスを向上させるべくカスタマイズされているOSで、10月11日にリリースされたSuper OS 10.10は以下のような特徴を持っている。

  • NVIDIA、ATI、Broadcomのドライバインストレーションが簡素化
  • DVDメニューの右クリックでLive USBを作成可能(usb-creator)
  • OpenJDKに替わってJavaが再追加
  • Super OSのソフトウェアすべてがリポジトリアップデート
  • マルチメディアサポートの拡張(LC、DVD再生, MP3⁠⁠、サポートフォーマットの拡張(QuickTime, Real, Windows Media, Flash, DivX, Xvidなど)
usb-creatorは独立したWindowsアプリケーションだ
usb-creatorは独立したWindowsアプリケーションだ

その他、Microsoft Silverlightの互換環境であるMoonlightや、KDE/Qtのライブラリが利用できるなど、Ubuntuにはない使い勝手の良さがウリとなっている。

アーキテクチャは32ビット版と64ビット版がそれぞれ用意されている。

Super OS
URL:http://hacktolive.org/wiki/Super_OS

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