MeeGo開発チームは10月28日(米国時間)、「MeeGo 1.1」のリリースを発表した。対応アーキテクチャはIntel AtomとARM 7。コアOSのほかネットブック、IV(車載コンピュータ)、ハンドセット(スマートフォン/タブレット)にそれぞれ特化したUIと、開発環境のSDK 1.1βが含まれる。
コアOSはLinuxカーネル2.6.35をベースにしており、X.org 1.9.0、Web Runtime、Qt 4.7、Qt Mobility 1.0.2などで構成される。モバイルに最適化したOSらしく、メールやSNS、IMなどのコミュニケーションツールやメディア系アプリケーション、位置情報、センサーサービスなどが充実している。最新のOSSアプリケーションを数多く搭載しているのも特徴で、oFono(モバイルテレフォニー), ConnMan(コネクションマネージャ), Tracker(データインデクサ), Telepathy(リアルタイムコミュニケーション), Buteo(同期)などが利用できる。
ネットブック用エディションでは、タッチサポートが強化され、スムースなタッチ&タップが可能になっている。ホームスクリーンは、カレンダーやスケジュール(Appoint)、メールなど使用頻度の高いツールにすぐにアクセスできるようになっているほか、TwitterなどSNSでのリアルタイムコミュニケーションを配慮したUIになっている。デフォルトブラウザはGoogle Chrome。サポート言語は英語、日本語を含む17ヵ国語。