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2010年12月22日Debian、Squeezeは"完全フリー"宣言

まもなく登場すると言われているLinuxユーザ待望のDebian 6.0 "Squeeze"、この新バージョンに関してDebian Projectは12月15日、⁠Squeezeのカーネルは完璧にフリーな状態でリリースされる」と宣言、ユーザの間で話題を呼んでいる。

数あるLinuxディストリビューションの中でも、フリーソフトウェア精神を最も強く謳っているのがDebianであることはよく知られている。DebianのカーネルチームはSqueezeのリリースにあたり、非フリーのファームウェアをカーネルからすべて取り除いたとしている。これは前バージョンのDebian 4.0 "Etch"、現バージョンのDebian 5.0 "Lenny"では実現しなかったことで、Debian Projectは「すべての問題は解決した。我々はSqueezeをDFSG(Debian Free Software Guidelines)に沿った、完全にフリーなものとして提供できることを誇りに思う」とコメントしている。

もっとも、Debianのフリーソフトガイドラインに沿ったファームウェアのみしか本当にサポートしないとなると、インストールできないマシンが大量に出てしまう。そのためDebianは、Squeeze用に非フリーのファームウェアも含むオルタナティブなインストレーションイメージと追加パッケージを用意する予定だ。

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