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2011年2月7日ついに登場! Debian 6.0 "Squeeze"

Debian Projectは2月6日、Debian GNU/Linux 6.0(開発コード"Squeeze")の安定版のリリースを発表した。BSDカーネルを初めて採用したテクニカルプレビュー版の「Debian GNU/kFreeBSD」など、注目すべき点が多いバージョンに仕上がっている。

Linuxカーネルは2.6.32を搭載、デスクトップ環境にはKDE 4.4.5、GNOME 2.30、Xce 4.6の3種類が含まれている。その他の主要なソフトウェアは以下の通り。

  • X.Org 7.5
  • LXDE 0.5.0
  • OpenOffice.org 3.2.1
  • GIMP 2.6.11
  • GCC 4.4.5
  • Xen Hypervisor 4.0.1
  • Apache 2.2.16
  • OpenJDK 6b18
  • PostgreSQL 8.4.6
  • MySQL 5.1.49
  • Perl 5.10.1
  • Python 2.6.6/2.5.5/3.1.3
  • PHP 5.3.3

全パッケージ数は2万9,000以上、新規に追加されたパッケージは1万以上に上り、その中にはブラウザのChromiumやネットワークマネージャのwicdなどが含まれる。対応アーキテクチャはi386、amd64、powerpc、sparc、mips(big-endian⁠⁠、mipsel(little-endian⁠⁠、ia64、s390、armelの9アーキテクチャ。

最も注目されるのは、カーネルにFreeBSDを、ユーザランドにDebianを用いたテクノロジプレビュー版「Debian GNU/kFreeBSD⁠⁠。32ビット(kfreebsd-i386)と64ビット(kfreebsd-amd64)に対応している。BSDカーネルをLinuxに採用するという非常にユニークな試みで、今後の展開への期待も大きいが、現状ではテクノロジプレビューという扱いのため、デスクトップの機能の一部など、サポートされていない部分もいくつか存在する。

また、Squeezeではカーネルが完全に"フリー"であることを徹底、商用ファームウェアなどはすべて非デフォルト扱いになっている(ファームウェアは別途CDまたはUSBからインストール可能⁠⁠。

インストールプロセスの大幅な改善もされており、サポート言語は70、パーティショニングは論理ボリューム、RAID、暗号化システムに対応する。ファイルシステムはext4とBtrfsのサポートが加わっており、Debian GNU/kFreeBSDではZFSもサポートする。

すでにDebianのサイトのほかBitTorrentなどからISOイメージを入手することが可能になっている。

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