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2011年9月15日狙われるLinux… 今度はLinux Foundationが標的に

Kernel.orgへの攻撃が発覚してから数週間も経たないが、今度はLinux.comやLinuxFoundation.orgを含むThe Linux Foundationのインフラ全体へのクラッキングが明らかになり、関係者のみならず全世界のLinuxユーザに衝撃が拡がっている。9/15現在、 LinuxFoundation.orgなどのページは以下のようになっており、あらゆるサービスの利用や情報の閲覧ができない状態にある。Linux FoundationはKernel.orgとLinuxFoundation.orgへのそれぞれの攻撃は「関連性がある可能性が強い」と見ている。

9/15朝(日本時間)現在、LinuxFoundation.orgにアクセスすると、メンテナンス中のメッセージが表示される
9/15朝現在、LinuxFoundation.orgにアクセスすると、メンテナンス中のメッセージが表示される

現在、Linux Foundationは攻撃の詳細の調査と、サイト全体のセキュリティ対策の見直しを行っている。イベント情報の告知やオンラインセミナーなどの重要な情報/サービスに関しては「近日中に再開する」としているが、再開の日程は明示されていない。

Linux Foundationが攻撃を把握したのは9月8日。攻撃者は総当たり攻撃(ブルートフォース)でパスワードを解読して侵入したと推測されている。Linux Foundationは現在、ユーザに対してパスワードおよびSSHキーの見直しを呼びかけている。

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