The GNOME Release Teamは10月27日、次期バージョンGNOME 3.4のデベロップメントリリース第1弾として「GNOME 3.3.1」を公開した。
GConf、glibなど主要なモジュールがアップデートされているほか、アプリケーションまわりでの細かい変更が数多くなされている。メッセンジャーソフトのEmpathyのユーザインターフェース(New Call、New Conversationなど)の向上、GTK+のバグフィクス、WindowsマネージャのMutterでドラッグ&ドロップ中、キー操作でウィンドウの切り替えが行えるようになるなど、操作性の改善が目立つ。また、ファイルマネージャのNautilusではGtkGridがサポートされている。
GNOME 3.4は来年3月末のリリースが予定されており、メールクライアントのEvolutionやGNOME Documentなどの主要アプリケーションの大きな変更があると見られている。