Linus Torvlads氏は12月23日(米国時間)、次期LinuxカーネルであるLinux 3.2の最後となるリリース候補版「Linux 3.2rc-7」を公開した。Linus氏は「最後のRCだから、年末のイベントの合間にみんなチェックしてね」とメッセージを送っている。
今のところ、Linux 3.2は年明け早々の正式リリースが有力視されているが、rc7での変更点がわずかだったこともあり、「Linusのことだから年内公開もあるかも!?」という期待を寄せている向きも少なくない。
Linux 3.2ではVMwareの仮想グラフィックススタックスの改善や、OSS系のグラフィックドライバの変更/改善がなされるほか、ファイルシステム周りではBtrfsの向上に力が入れられている。心配されたカーネルの肥大化も、どうやら最小限に抑えられたと見られている。
Linux 3.2はUbuntu 12.04 LTSなど、2012年春にリリースされるメジャーなディストリビューションでの採用が予定されている。
2011年最後、それとも2012年最初のカーネルリリースとなるのか、どちらにしろ、その日はそう遠くない。