CentOSのプロジェクトリーダーであるKaranbir Singh氏は1月17日(世界標準時)、CentOS-5.9のリリースを発表した。アップストリームOSであるRed Hat Enterprise Linux 5.9がリリースされたのは1月8日(米国時間)のこと。わずか9日で32ビット/64ビットともにリリースを果たしたことになる。なお、同じRHELの互換ディストリビューションであるOracle Linux 5.9もCentOS-5.9と同じ1月16日にリリースされている。
主な新機能は以下の通り。
- カーネルが2.6.18ベースにアップデート
- MySQLのネイティブサポートがPostfixに追加
- Java 7(OpenJDK 1.7)サポート(Java 6も利用可能)
- Ant 1.7のサポート(Ant 1.6も利用可能)
- Hyper-Vドライバの追加
- Rsyslog 5サポート(デフォルトはRsyslog 3.22)
- Sambaパッケージは3.6ベースに
RHEL 5.9の最大の特徴であるHyper-Vとの連携強化はCentOSにも反映されており、Hyper-V仮想マシンをより効率的に利用できるようになっている。