Debian 7.0
Ubuntuをはじめ、数多くのLinuxディストリビューションのアップストリームOSとして強い影響力をもつ世界最大のLinuxプロジェクトDebian GNU/Linux。Ubuntuと異なり、そのリリース時期は明確に提示されていないが、ここにきてようやく、待望の新バージョンである「Debian GNU/Linux 7.0 "Wheezy"」のリリースが決定したようだ。
DebianリリースチームのNeil McGovern氏のポストによれば、Debian 7.0のリリース日は5月4日、もしくは5日をターゲットにしているとのこと。ほぼ準備は整っているようで、朗報が待たれるところだ。
なお、DebianベースのUbuntu 13.04(開発コード"Raring Ringtail")は4月25日リリースが予定されている。
Linux 3.9
4月21日にも正式リリースが公開されると思われていたLinux 3.9だが、残念ながら1週間ほど先になるようだ。Linus Torvaldsは21日、8本目のリリース候補版となるLinux 3.9-rc8をリリース、「それほど大きくはないが、直したほうがいい問題がいくつかあり、(正式リリースを)来週に延ばすことにした」としている。また、「よほどクリティカルな問題でない限り、(3.9に関する)プルリクエストを送ってこないように」と釘もさしている。
- LKML: Linus Torvalds: Linux 3.9-rc8
Linux 3.9ではBtrfsやext4などのファイルシステム関連のパフォーマンス向上や省電力設定の改善、Google Goldfishのメインライン化などが予定されている。