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2013年6月17日おまえのママもかわいいペットも罵ってやる!? ─Linux 3.10-rc5の肥大化でLinusマジギレカウントダウン

この5月、LinuxCon Japan 2013で2年ぶりに東京に姿を見せた我らがLinus Torvalds。世界を変えたLinux生みの親としての深い発言の数々は、会場に集った多くのLinuxユーザを喜ばせた。一方、カーネルメンテナーのメーリングリスト(LKML.org)で見せる過激な表現についても一言あったようだ。詳細はgihyo.jpでもレポートされている。

さて、そのLinuxConで語っているように、Linusはカーネルの肥大化につながるような、うざったいプルリクエストを送られるのが本当に嫌いである。イライラが最高潮に達したときは、いったいどこで覚えたの?と聞きたくなるような口汚い表現で相手を徹底的に罵倒する。もちろん世界に公開された場で、である。

Linus曰く、相手に何度か直接注意を促したものの効き目がなく、マージ直前に"くだらない"プルリクエストが手元に届くときだけそうした罵倒に走る、というわけだが、その頻度からして相当量だと推測される。おかげで本コーナーで紹介するネタが尽きないわけだが。

現在、Linuxカーネルは次のバージョンであるLinux 3.10を開発中で、7月中にもリリースされると見られている。リリース候補版は通常通り、週に1本の割合で出ているのだが、6月8日に出されたrc5は、Linusにとってはかなり腹ただしい状態でリリースされたものらしいことがMLのポストから見て取れる。

LKML: Linus Torvalds: Linux 3.10-rc5

このポストによれば、rc4に比較してrc5はかなり肥大化してしまったようだ。コミット数も変更されたファイルも多く、マージ作業にかなり手がかかったことは想像に難くない。いつもならここでブチ切れそうなところだが、必死で怒りを抑えるLinusの姿がそこにある。

まさしく「ぼくを怒らせるな」最終通告である。Linusウォッチャーとしては死んだハムスターにまで呪いをかけるLinusの口撃を見てみたい気がしないでもないが……本稿が掲載されるころに登場するであろうLinux 3.10-rc6が"things are calming down"な状態であるかどうか、注目したい。

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