2月8日(米国時間)にLinux 3.19をリリースしたのち、次のカーネルであるLinux 3.20のマージウィンドウをオープンしたLinus Torvalds。リリース当時は3.20のままでいくと思われたが、実はこの新カーネルを「Linux 3.20」にするか「Linux 4.0」にするかでずいぶん悩んでいるようだ。
Linusは2月13日付で自身のGoogle+に投稿し、「2.6.39当時のことを考えれば、3.20に関してはそろそろ同じ問題が切迫している時期だと言えるだろう」とコメント。フォロワーに対し「みんながどう考えているかを知りたい。ビッグナンバーはセクシーだから3.20のままでいいと思うのか、それとも4.0にリセットしてスモールな数字にすべきか」と提示し、Google+の投票機能を使って意見を呼びかけている。
2月18日(日本時間)時点で投票の状況をチェックしてみたところ、2万7,285票中45%が「ビッグバージョン(3.20)」支持、55%が「バージョン4.0」を支持しており、かなり拮抗した数字となっている。次期カーネルでは、先日お伝えしたライブパッチ機能のサポートやKVMの大幅な改善、I/O仮想化フレームワーク「VirtIO 1.0」の実装などが期待されている。大型バージョンアップにふさわしいカーネルナンバー、果たしてどちらになるのだろうか。