Oracleは6月16日(米国時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Oracle VirtualBox 5.0」のメンテナンスアップデート「Oracle VirtualBox 5.0.22」を正式公開した。Linux版、Windows版、MacOS X版、Solaris版がすでに提供されている。
- Changelog for VirtualBox 5.0
VirtualBox 5.0.22では、Linux版での改善が多く実施されており、次期LinuxカーネルのLinux 4.7やRed Hat Enterprise Linux 6.8を新たにサポートする。その他、特定の32ビットのゲストOS(Ubuntu 14.04など)をインストールした場合に起動しない不具合やX.orgがクラッシュする問題の修正、マウスポインタのオフセットの修正、Linux 3.11以降のカーネルとX.Orgの互換性の改善などが行われている。また、ホストCPUに特定のIntel Atom系のチップを選択した際にWindows 10が起動しないバグも修正された。なお、Solaris版ではX.org 1.18が新たにサポートされている。
OracleはVirtualBoxユーザにできるだけ早急に新バージョンにアップデートすることを呼びかけている。