Ubuntuベースの派生ディストリビューションのひとつである「Lubuntu」はリソース消費量をできるだけ抑え、軽量(Light)なOSであることを目的としているプロダクトだ。軽量化を図るために、デスクトップ環境もUbuntuのデフォルトであるGNOMEではなく、LXDEを採用してきた。だがここにきてその方針が変更されることになりそうだ。
Lubuntuプロジェクトのサイモン・クイグリー(Simon Quigley)氏は8月12日(世界標準時)、Ubuntu開発者向けのメーリングリストにおいて、Lubuntuのデフォルトデスクトップ環境を「LXQtに移行する準備が整った」と投稿している。
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LXQtはLXDEをQtに移植したオープンソースプロダクトで、軽量性と高速性が大きな特徴。最新バージョンは2015年11月にリリースされた「LXQt 0.10」である。
Lubuntuプロジェクトは現在「lubuntu-qt-desktop」というメタパッケージ名のもとでイメージ作成を行い、今後数ヵ月をかけて移植プロセスを進めていくという。