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2016年11月11日原因はブートメニューのバグ ―Fedora 25のリリースは1週間延期に

Fedoraプロジェクトは11月10日(米国時間⁠⁠、11月15日に予定されていた「Fedora 25」のリリースを1週間延期し、11月22日とすることを発表した。Red Hatに所属するプラットフォーム兼FedoraプロジェクトマネージャのJan Kurikが開発者向けのメーリングリストで明らかにしたもので、⁠予定通りにGAを決行するかしないか(GO/No-Go)を決めるミーティングの結果、No-Goに決定した」とという。

Fedora 25 Final status is NO-GO -Fedora Mailing-Lists

正式リリース延期の原因は、Mac OS Xとのデュアルブートインストールの際、Fedoraのブートメニューが表示されず、OX Xでしか起動できないというバグが報告されたことによるもの。このバグが報告されたのは11月10日で、修正を反映していては15日には間に合わないことが判明、今回の延期の決定に及んでいる。

Fedoraはこれまでも正式リリース(GA)の延期が発表されるケースが多かったが、今回は11月1日にファイナルフリーズが発表、予定通りのリリースが期待されていたが、そう簡単には運ばなかったようだ。

Fedora 25はカーネルに現時点で最新のLinux4.8を採用、デスクトップ環境にはGNOME 3.22がデフォルトとなっている。

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