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2016年12月22日Ubuntu、32ビットPowerPCサポートを中止へ

Caononicalのソフトウェア開発者でUbuntuのテクニカルボードでもあるSteve Langasekは12月22日(世界標準時⁠⁠、Ubuntuの開発者向けメーリングリストに「Removing 32-bit powerpc architecture from future Ubuntu releases」というタイトルのエントリを投稿、2017年4月リリース予定の「Ubuntu 17.04(開発コード"Zesty Zapus"⁠⁠」とそれ以降のリリースでは32ビットPowerPCアーキテクチャのサポートを行わないと発表した。

Removing 32-bit powerpc architecture from future Ubuntu releases

今回の発表は、Debianが10月にStretchでの32ビットPPCアーキテクチャのサポート終了を発表したことに伴うもの。Langasekはメールにおいて、Debianの発表以来、Ubuntuのテクニカルボードメンバー間でも議論があったが、最終的にはDebian同様、アップストリームのサポートが行われないアーキテクチャに対し、開発者の労力を割くのは無駄という判断に達したようだ。これより、Zapusの機能フリーズには32ビットPPC(powerpc)は含まれないことになる。

もっともLangasekは「powerpcアーキテクチャのサポートはZapus以前のリリースでは引き続き行われる」とも発言しており、とくにロングサポートが保証される「Ubuntu 16.04 LTS」では2021年4月までのサポートが可能だという。使われなくなった古いアーキテクチャへのサポートや関心はこうやってゆくっりと、しかし確実に消滅していく。

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