Linus Torvaldsは1月1日(米国時間)、Linuxカーネルの次期バージョン「Linux 4.10-rc2」を公開した。12月25日に公開したrc1から1週間後のアップデートとなる。
- Linux 4.10-rc2 :Linus Torvalds
Linusによればrc2での変更ポイントは26ほどときわめて小さく、「スキップしようかと思ったほど」だったが、「小さな、あまり意味のないリリースをたまに出したところで誰も傷つけない」と判断し、クリスマス休暇にもかかわらず通常の開発スケジュールとほぼ同様に公開したという。
rc2では、さまざまなファイルシステム上でアプリケーションがキャッシュなしにデバイスを直接マッピングする"Write-in-Place"を実現するメカニズム「DAX(Direct Access)」のアップデートが中心で、その他、ネットワーク系やファイルシステム、ARM関連のバグフィクスが行われている。