Linus Torvaldsは2月12日(米国時間)、次期Linuxカーネル「Linux 4.10」の8本目のリリース候補版となる「Linux 4.10-rc8」を公開した。当初の予定では12日にLinux 4.10の正式リリースを行う予定だったが、Linusの旅行が今週に迫っていることから、マージウィンドウを旅行中にオープンすることを避けるために延期したとしている。
- Linux 4.10-rc8 :Linus Torvalds
Linusは「いくつかのリグレッションフィックスはあったけど、今日(2/12)、4.10を公開することができなかったわけじゃない」と、とくに大きなバグやトラブルがあったわけではなく、予定している旅行のスケジュールに合わせるためだとしている。Linusは以前も旅行中に次のカーネルのためのマージウィンドウをオープンしたことがあったが「(旅行中のオープンは)しないという選択のほうが僕の好みだ」とコメントしている。
Linux 4.10-rc8はドライバ関連のバグフィクスが中心で大きな変更などはない。Linusの旅行が無事に済めば、2月19日がLinux 4.10の正式公開日となりそうだ。