Red Hatは3月21日(米国時間)、「Red Hat Enterprise Linux 6.9」をリリースした。RHEL 6.xとしては最新かつ最後のアップデートとなる。
- Red Hat Launches Latest Version of Red Hat Enterprise Linux 6, Pairing Production Stability with IT Modernization
RHEL 6.9ではいくつかのハードウェアサポートが新たに追加されたほか、セキュリティ面の強化としてTLS(Transport Layer Security) 1.2へのアップデートが行われており、最新のPCI DSSをサポートすることになる。またコンテナ対応も強化され、RHEL 6.9のベースイメージを利用することでRHEL 6のワークロードをコンテナベースのアプリケーション(RHEL 7、RHEL Atomic Host、OpenShift Container Platformに最適化)に移行することが容易になる。
RHEL 6.9をもってRHEL 6.xは最後のアップデートとなり、5月10日からは運用フェーズ3(Production Phase 3)に入ることになる。今後、RHEL 6はセキュリティフィックスを中心とするメンテナンスアップデートのみが適用され、ユーザに対してはRHEL 7へのマイグレーションが推奨されることになる。