Linus Torvaldsは4月23日(米国時間)、次期Linuxカーネル「Linux 4.11」の最新候補版である「Linux 4.11-rc8」を公開した。当初のスケジュールではこの日にLinux 4.11を正式リリースする予定だったが、「修正点が数多くあったわけではないけれど、いくつかの見逃せないポイントがあり、1週間リリースを延ばすことにした」とLinusはコメントしている。
- Linux 4.11-rc8 -Linus Torvalds
Linusによれば、今回のリリースが伸びた"見逃せないポイント"の最たるものは、NVMeの電力管理がいくつかの機種でうまく動作しないことだという。23日時点ではまた原因のすべてがクリアになったわけではなく、特定のハードウェア以外でも起こる現象のようで、それを含めてテスト中だと報告している。
今回の措置により、Linux 4.11の正式リリースは米国時間で4月30日となる予定だ。