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2017年6月22日Debian、複数のバグによりStretchリリースから4日でアップデート提供へ

6月17日に待望の「Debian 9 "Stretch"」正式リリースを果たしたDebianだが、リリースチームがひと息つけるまでにはまだしばらく時間がかかりそうだ。Debian開発者でCDイメージチーム(debian-cd)のSteve McIntyreは6月21日、Stretchのライブイメージにいくつかの問題点があることをメーリングリストにて明らかにし、一部について修正を行ったアップデート(Debian 9.0.1)の提供を開始したとアナウンスしている。

New live images released (9.0.1)

Stretchリリース時点のバグは以下の通り。

  1. KDEのライブイメージ(KDE Live ISO)の動作がいくつかのハードウェア(Intel製)において不安定 …まだ対応中
  2. BIOSモードで起動時(isolinux使用時)「Debian Live with Localisation Support」サブメニューのいくつかのローカライゼーションオプションが正しく表示されない … 9.0.1で対応済み
  3. UTF-8コンソールが正しくコンフィギュレーションされない … まだ対応中
  4. ライブイメージに含まれるパッケージファイルのバグにより、ライブイメージのブートメニューからインストールできない … 9.0.1で対応済み
  5. ライブラッパー(live-wrapper)が正しくボリュームIDを設定できていなかったために、すべてのライブイメージのボリュームIDが正しくない … 9.0.1で対応済み
  6. ライブイメージのrootディレクトリのパーミッションが極端に制限されている(mode 0770⁠⁠ … 9.0.1で対応済み

このうち、現時点で修正が済んでいない2つのバグに関しては、7月に予定されている次のアップデートで対応が行われる見込みだ。

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