Oracleは7月18日(米国時間)、同社が開発するオープンソースの仮想化ソフトウェア「VirtualBox」の最新バージョン「VirtualBox 5.1.24」をリリースした。
- VirtualBox 5.1.24 (released 2017-07-18)
VirtualBox 5.1.24の最大のアップデートは、7月15日に最初のリリース候補(rc1)が出たばかりの次期Linuxカーネル「Linux 4.13」のサポートだ。Linuxカーネル関連ではほかにも、「CONFIG_CPUMASK_OFFSTACK」を付けてコンパイルした場合のカーネルスタック消費量の低減、GCC 7でビルドされたカーネルモジュールの互換性向上、Linux 4.12関連のバグフィックスなどが図られている。
その他の主なアップデートは以下のとおり。
- Debian 7.0など古いディストリビューションでも2Dビデオアクセラレーションが利用可能に
- Fedora 25および26における3Dパススルーのサポート
- Oracle Linux 6 with Unbreakable Enterprise Linux 4でのダイナミックリサイズを改善
- ipconfigが正常に機能するようになり、新しめのディストリビューションではnet-toolsが不要に
- Linux/Mac OS Xでシェアードライブラリのロード時におけるバグをフィックス